Tuesday, August 6, 2013

photography № 4 | paris in polaroids


" Paris is not a city, it's a world. "
— king françois the Ⅰ









{ paris, je t'aime — 私のパリ物語 }

. . . 趣味というものに縁遠い。
いつもひとつしか答えられない — 読書。
しかも、事実であるのになんとなくイメージにない気がして、少し恥ずかしそうに伝える結果になる。
(そもそも、自己紹介のときに、あるいはプロフィールを書くときに趣味を入れるというのは誰が決めたのだろう。自分のことを知ってもらうイイきっかけになる項目ではあると思うけれど、「趣味は —」という出だしで身構えて、照れてしまう。って、そんな風に感じるのは私だけ . . . ?)
それでも「特にありません」と伝えるのはもっと勇気がいる (そして嘘になってしまう) ので、読書という二文字に必死にしがみついてきた。

そんな私に、新しい趣味はふんわりと舞い降りてきた。
「この色合いはどうやって出しているのだろう?」「この特定のエリアにだけ焦点が合っているのは、なぜだろう?」
たくさんの写真を眺めているなかで、湧いてきた疑問を解決するために調べ始めたことが、いつの間にか写真という趣味になっていた。

このパリの写真は、そんな疑問を抱きつつも、まだ解決できていなかった頃のもの。
答えが分からない中で、自分なりに観察してきた写真に近付けようとしていた頃 (カメラには軽くて、コンパクトという以外に比較できるポイントが他にもたくさんあるということも知らずに)。未熟で、ぎこちないこの写真を見ると、その試行錯誤の気持ちを思い出す (あのとき一眼レフの存在を知っていれば . . . )。
そんなセンチメンタルな気持ちも手伝って、この写真を大事にしてしまう。
. . . 被写体が綺麗だから、パリだから、という話もあるのだけれど。


paris, je t'aime

(趣味の)神様、パリというフォトジェニックな街で写真に出会わせてくれてありがとう。
そうでなければ、初期の写真は見るに耐えない散々な結果になっていて、また趣味は読書だけになっていたに違いないから。


p.s. 私のプロフィール — 趣味も趣味を伝える気持ちもいつの間にか進化を遂げるのかもしれません。

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