- why don't we . . . bake cupcakes? {チェリーボムカップケーキ} -
昔から本というものに異常な執着がある。
活字を見ると安心する "活字中毒" なるものではないけれど (ちなみにこの活字中毒は、友人が自身がそうであると話していて、その子以外にこの言葉を使っている人に出会ったことがなかったので、彼女が作った言葉なのだと最近まで思っていた)、とにかく集めるのが好きで、手に持ったり、ページをめくったり、飾ったりするのが好きなのだ。一応、弁解しておくと、読むという前提で +α の話である。
でも、どんな本でもイイというわけではない。
なんとなく好みの厚みだったり、大きさだったり、質感だったりというのはあるし、時々不思議なマイブームというのも起こる。例えば、今はハードカバー‧ブーム。全くもって持ち歩けないけれど、不便極まりないけれど、レシピの本も、小説も、今は見栄えのする素敵なハードカバーにしか食指が動かない。学生の頃に好んでいた小さくて軽い文庫本には、全く興味が湧かない。(決して内容に興味が湧かないのではなく、あくまでも外見の話。)
そして雑誌もまた重みのあるタイプが好みで、最近は、国内外問わずオシャレな重厚系 (?) 雑誌がたくさんあるので、嬉しい反面、本棚の大部分がこれに占領されているためドキドキしている。(いつか捨てるように言われるのではないか、最悪の場合には勝手に捨てられてしまうのではないかと。)
cherry bombe magazine — 今年創刊のウーマンズ‧フードマガジン。
素敵なこの雑誌を購入してしまい、ドキドキを更に加速させながら熟読した結果、想像以上に素敵だったのでタイトルに因んでカップケーキを焼いた。その名も cherry bombe cupcake。チェリーの可愛らしい形を活かしたチョコレートスポンジとバニラバタークリームを組み合わせたカップケーキ。
<ENGLISH VERSION AFTER THE JUMP>
why don't we . . . bake cupcakes?
ちなみに、本に異常な執着がある人のことを表す言葉があるみたいで、"bibliophilia" (ビブロフィリア) というそうです。
* { cherry bombe cupcakes inspired by : cherry bombe magazine, chocolate cupcakes & vanilla buttercream adapted from miette by meg ray with leslie jonath, cherry sauce & candied cherries adapted from what katie ate recipes and other bits & pieces by katie quinn davies }
— チェリーボムカップケーキのレシピは上の画像をクリック or 以下 :
{ ingredients } 直径5cmのカップケーキ12個分
< カップケーキスポンジ >
薄力粉 105g
ココア 65g
ベーキングソーダ 小さじ3/4
ベーキングパウダー 小さじ1/4
塩 ひとつまみ
チョコレート 30g
熱湯 120ml
牛乳 120ml
レモン汁 小さじ1
バニラエッセンス 少々
卵 1個
サラダ油 60ml
砂糖 180g
< アメリカンチェリーソースとシロップ漬け >
アメリカンチェリー 180-200g
白ワイン 60ml
レモン汁 大さじ2
砂糖 大さじ4
< バニラバタークリーム >
グラニュー糖 80g
卵白 2個分
無塩バター 120g
バニラエッセンス 大さじ1/2
< その他 >
アメリカンチェリー 適量(飾り用)
{ how to }
1. 下準備をする。カップケーキ型にカップケーキライナー (マフィンケーキカップ) をセットする。アメリカンチェリーはきれいに水洗いし、キッチンペーパー等で水気を拭き取る。
2. カップケーキスポンジを作る。小さめのボウルに牛乳とレモン汁を入れ、5分ほどおく。また別のボウルに粗く刻んだチョコレートを入れ、熱湯をかけて溶けるまで混ぜ、15分ほど冷ます。
3. 別のボウルに薄力粉、ココア、ベーキングソーダ、ベーキングパウダーをふるい入れ、塩を加える。
4. 更に別の大きめのボウルで卵を溶きほぐし、しっかり泡立てる。泡立てながらサラダ油を徐々に加え、しっかり混ぜ合わせる。
5. 4を混ぜ続けながら、2の溶かしたチョコレートを徐々に加える。更に2の牛乳とレモン汁を併せたものとバニラエッセンスも徐々に加える。最後に砂糖を加え、液体が滑らかなになるまでしっかり混ぜる。
6. 5の液体に3の乾いた材料を加え、さっくり混ぜ合わせる。この混ぜる工程でボウルの底や側面に材料が残らないよう注意する。ゴムベラを使用すると上手にできる。
7. 1で用意したカップケーキ型に6の生地を2/3程度までスプーン等で入れる。
8. 170℃に予熱したオーブンの上段で25分、竹串を中心に刺して生地がついてこなくなるまで焼く。焼き上がり後、10分ほど型に入れたまま冷まし、その後型から取り出し、網の上で完全に冷ます。
9. カップケーキスポンジを焼いている間に、チェリーシロップを作る。飾り用のアメリカンチェリー以外のチェリーは全て半分に切り、種を取り出す。小さめの鍋にアメリカンチェリー、白ワイン、レモン汁、砂糖を入れ、砂糖が完全に溶け切るまで弱火にかける。砂糖が完全に溶け切ったら、照りのあるシロップになるまで更に30分ほど煮詰める。火から降ろし、冷ました後、こし器を通してシロップと煮詰めたチェリーに分ける。(詳細はこちらのレシピ)
10. バタークリームを作る。ボウルに卵白を入れてグラニュー糖を徐々に加えながら、角が立つまでしっかり泡立てる。
11. 室温に戻した無塩バターを少量 (10g前後) ずつ加え、泡立て器で混ぜ合わせていく。卵白にバターを加えることで分離しやすくなるため、加えた少量のバターが卵白と完全に混ぜ合わさってから、次の少量のバターを加える。バター全量を加え、もったりとした滑らかなクリームになったらバニラエッセンスを加えて完成。
12. カップケーキを仕上げる。完全に冷めた8のカップケーキスポンジの中央を小さじスプーンでくりぬき、くぼみに9の煮詰めたチェリーをひとついれる。絞り袋 (直径1.2cm前後の星口金がオススメ、写真では1.0cmを使用)を用意し、11のバタークリームを入れる。チェリーを仕込んだカップケーキスポンジの上にクリームを綺麗に絞り、9のチェリーソースをかけ、上にアメリカンチェリーを飾ったら完成。
{ tips }
- バタークリームのベースとなる泡立てた卵白にバターを加える際、分離しはじめた場合はボウルの側面を温めながら手早く混ぜ合わせることで、元に戻ることがある。但し、温め過ぎないよう注意すること。また、作る前に材料を室温に戻しておくことにより、分離が起こりにくくなる。
- バタークリームは冷やすと固まってしまうため、食べる2-3時間前 (夏場であれば1時間前) には冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておくのがオススメ。
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