- the cupcake project № 1 : レモンとラズベリーのカップケーキ -
茹だるようなこの暑さ。正直、オーブンの側で作業をしたくない。
でも、試したいレシピは増える一方で、一向に追いつかない。うーむ、どうしたものか。
こんな悩みと格闘中の今日この頃。皆様、夏本番いかがお過ごしでしょうか?
実は、近いうちにカップケーキを振る舞う機会に恵まれるかもしれないということもあり、本当は毎日でも色々なレシピを試して練習したいところ。だけど、この暑さですっかりオーブンに近付くのが億劫になってしまい、困り果てているフリをしながら本屋さんで涼んでいたら舞い降りてきた。暑さにも負けない爽やかなカップケーキという解決策。
余談になってしまうが、カップケーキってなんでこうも素敵なのだろう。
高級ケーキと同じぐらいお祝いムードや特別感を演出しつつも、食べ手に肩肘を張らせない緩さ。キュートにもエレガントにも装える柔軟性。味はいただけないものも中には存在するが、上手に選べばパーフェクトなスイーツのひとつだと思う。
お粗末なカップケーキ美学はさておき、
夏の間、暑さを理由にスイーツ作りをサボらないよう、{the cupcake project} というシリーズを始めようと企んでいる。その第一弾が、今回紹介する本屋さんで舞い降りてきた爽やかな解決策、レモンとラズベリーのカップケーキ。ロンドンの有名パティシエ peggy porschen のレシピをベースに、少しアレンジして作ってみた。
peggy porschen はカップケーキも素敵だけれど (そして kate moss のウェディングケーキを手掛けたことでも有名な、セレブも絶賛するデコレーションケーキのカリスマ)、なんといってもアイシングクッキーの繊細なデザインが美しくて、見る度にうっとりしてしまう。今回使用した彼女の本、 "boutique baking" には様々なアイシングのテクニックも載っているので、是非オススメしたい。
why don't we . . . bake cupcakes?
次回は、今年新しく創刊されたフード/ファッションマガジンにちなんだカップケーキを計画中。乞うご期待!
* { lemon & raspberry cupcakes adapted from : boutique baking by peggy porschen — lemon and raspberry cupcakes }
— レモンとラズベリーのカップケーキのレシピは以下 :
{ ingredients } 直径5cmのカップケーキ12個分
< カップケーキスポンジ >
無塩バター 100g
砂糖 100g
塩 ひとつまみ
レモンの皮 レモン1個分
卵 2個
薄力粉 100g
ラズベリー 適量
< レモンシロップ >
レモン汁 100ml
グラニュー糖 100g
< シトロンバタークリーム >
グラニュー糖 80g
卵白 2個分
無塩バター 120g
バニラエッセンス 大さじ1/2
レモンシロップ 大さじ1-2
< その他 >
粉砂糖 適量
{ how to }
1. 下準備をする。カップケーキ型にカップケーキライナー (マフィンケーキカップ) をセットする。ラズベリーはきれいに水洗いし、キッチンペーパー等で水気を拭き取る。スポンジ内に入れるもの (15粒前後) は半分に切る。
2. カップケーキスポンジを作る。ボウルに無塩バター、砂糖、塩、レモンの皮を入れ、白っぽくふんわりするまで泡立て器ですり混ぜる。
3. 別のボウルで卵をよく解きほぐし、数回に分けて2に徐々に加え、なめらかになるまで混ぜ続ける。
4. 3に薄力粉をふるい入れ、生地の軽さを損なわないよう注意しながらさっくりと混ぜ合わせる。粉っぽさが残らないよう、しっかり底から生地を持ち上げるようにして混ぜ合わせる。
5. 1で用意したカップケーキ型に4の生地を2/3程度までスプーン等で入れる。1で用意したラズベリーを2-3個ずつ生地に落とす。
6. 170℃に予熱したオーブンの上段で15-20分、竹串を中心に刺して生地がついてこなくなるまで焼く。焼き上がり後、10分ほど型に入れたまま冷ます。
7. カップケーキスポンジを焼いている間に、レモンシロップを作る。小さめの鍋にレモン汁とグラニュー糖を入れ、砂糖が完全に溶け切るまで弱火にかける。砂糖が完全に溶け切ったら、火から降ろし、少し冷ます。
8. 6のカップケーキスポンジを型から取り出し、網の上に移す。7のレモンシロップを刷毛でスポンジの上に塗り、完全に冷ます。
9. シトロンバタークリームを作る。ボウルに卵白を入れてグラニュー糖を徐々に加えながら、角が立つまでしっかり泡立てる。
10. 室温に戻した無塩バターを少量 (10g前後) ずつ加え、泡立て器で混ぜ合わせていく。卵白にバターを加えることで分離しやすくなるため、加えた少量のバターが卵白と完全に混ぜ合わさってから、次の少量のバターを加える。
11. バター全量を加え、もったりとした滑らかなクリームになったら、7のレモンシロップを大さじ1-2 (好みで調整) 加え、更に混ぜ合わせる。
12. カップケーキを仕上げる。絞り袋 (直径1.2cm前後の丸口金がオススメ、写真では1.8cmを使用)を用意し、11のシトロンバタークリームを入れる。完全に冷めた8のカップケーキスポンジの上にクリームを綺麗に絞り、上に1の切っていないラズベリーを飾ったら完成。食べる直前に好みで粉砂糖を上にふるい、ラズベリーを少量添える。
{ tips }
- レモンシロップは、スポンジが冷め切らず温かいうちに塗ることで染み込みやすくなる。
- バタークリームのベースとなる泡立てた卵白にバターを加える際、分離しはじめた場合はボウルの側面を温めながら手早く混ぜ合わせることで、元に戻ることがある。但し、温め過ぎないよう注意すること。また、作る前に材料を室温に戻しておくことにより、分離が起こりにくくなる。
- バタークリームは冷やすと固まってしまうため、食べる2-3時間前 (夏場であれば1時間前) には冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておくのがオススメ。
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